2009年3月4日
大盛況のうちに終了!コンサートレポート

 

「ブラッド・メルドー・トリオ in Tokyo」は
あいにく霙の降る悪天候にもかかわらず、
多数のお客様にご来場いただき、
大成功のもと公演を終えることができました。
心から感謝申し上げます。

サントリーホールは演奏者のエネルギーと
お客様のエネルギーとが呼応するかのような
熱気が湧き起こり、その熱気とともに
演奏者のインスピレーションが疾駆する――
4曲のアンコールをふくめ、2時間以上にわたる
熱い一夜となりました。

ブラッド・メルドー本人のコメント:
「すごく良いコンサートになったと思うよ。
ステージ上ではお互いの音を聴き合いながら、
気持ちよく演奏ができた。
サントリーホールは、お客様と僕達プレイヤーが
一体になれる素晴らしい空間だね。
オーディエンスの熱気が、舞台までダイレクトに伝わってきて
最高に気持ちいいコンサートになった。」

Suntory Hall 2009.3.3 Start at 19:07

Set List
1. Dream Sketch (B.Mehldau) 11:40
2. Twiggy (B.Mehldau) 8:40
3. Aquaman (B.Mehldau) 11:15
4. Wyatt's Eulogy for George Hanson (B.Mehldau) 12:20
5. My Ship (Weill/Gershwin) 16:50
6. Holland (Sufjan Stevens) 12:10

Encore
1. Airegin (S.Rollins) 13:40
2. Knives Out (Radiohead) 12:15
3. Still Crazy After All These Years (P.Simon) 7:15
4. No Moon At All (D.A.Mann/R.Evans) 10:20

Piano: Steinway & Sons D-274 ED POL (Made in 2002) A=440

2009年2月2日
黒人初のアメリカ大統領誕生、オバマを後押ししたジャズ
     

今年1月、アメリカ史上初の黒人大統領が誕生した。
その過程には、映画スターや歌手などのサポーターの力が大きな影響を与えた。

ジャズ・アーティストも、選挙活動の一環として「Jazz For Obama」という特別イベントを開催し、オバマを後押しした。

オバマの政策に賛同して集まったメンバーは、ハンク・ジョーンズ(p)、ダイアン・リーヴス(Vo)、
ジョー・ロバーノ(ts)、ロイ・ハーグローブ(tp)、ディ・ディー・ブリッジウォーター(Vo)、
そしてブラッド・メルドー・トリオ

アメリカの歴史とともに進化し続けてきた音楽、ジャズだからこそ、アメリカ市民に「Change」のメッセージが
ストレートに伝わる。
人種を超えた音楽、人種を超えた政治は、どのような変革を遂げていくのだろうか?
2009年1月28日
2009年は、『ラーゴ』の続編をリリース?!
    

ブラッド・メルドーの音楽スタイルといえばピアノ・ジャズだが、彼のディスコグラフィーには
ロック的アプローチを試みた『ラーゴ』がある。

鬼才ジョン・ブライオンをプロデューサーに迎え、ジャズというジャンルを超えブラッド独自のアート感覚が見事に発揮された意欲作だ。

ジョン・ブライオンは、現在もっとも注目されるコンポーザー、ポップ・クリエイターのひとりで、
ジェイソン・フォークナーとザ・グレイズというバンドで活動していた後、フィオナ・アップル、エイミー・マン、ルーファス・ウェインライト、イールズ、エリオット・スミスらの作品をプロデュース。

エレクトリックなサウンドでありながら、オーバーダビングを一切排除し、ライブ・レコーディングした
ホーンセクションやヴィブラフォンなど多彩な楽器で、ユニークな音楽世界を描き出した。

その『ラーゴ』の第二弾が、今年またジョン・ブライオンとのコラボレーションにより生まれるという噂がある。

8年ぶりのジョン・ブライオンとの共演は、どのようなコンセプトとフォーマットで実現されるのか、とても注目が集まる。
2009年1月23日
我こそはメルドーのコア・ファンという貴方に・・・
     


2006年のアルバム『ラブ・サブライム』は、ブラッド・メルドーとニューヨーク・メトロポリタン・オペラ最高のソプラノ・ソリスト、ルネ・フレミングとの夢のコラボレーション作品。

リルケとルイーズ・ボーガンの詩集からお気に入りの詩を選び、それにメルドーが曲をつけた異色作で、
いわゆるジャズ的な内容ではなく、むしろクラシック寄りの作品である。
かなりコアなメルドー・ファンであれば、きっと愛聴されていることだろう。

そんな方々のリクエストに応え、遂に米国で「ラブ・サブライム」のピアノ譜面が販売されることに。
オリジナル・スコアーを見ながら、ディープな世界をじっくり楽しみたいという貴方に、ぜひお奨めしたい。

オリジナル・スコアーの詳細はこちら

ライナー・マリーア・リルケ [Rainer Maria Rilke] (1875―1926)
プラハ生まれ。ロダン/セザンヌ体験を通じて現代人の愛と孤独を追求し人間存在の究極を捉えた20世紀最大の詩人。
『オルフォイスへのソネット』『マルテの手記』『ドゥイノの悲歌』他。
2009年1月21日
ブラッド・メルドー、キース・ジャレットをおさえ堂々2位
     

アメリカでのジャズメンの評価は、『ダウンビート』誌で決まると言われる。
それは、ジャズ専門誌『ダウンビート』が1934年シカゴで生まれ、アメリカ・ジャズ界のメディアでは権威的存在であることに他ならない。

今では一般的となった、リリースされたアルバムの5つ星評価やブライドフォールド・テスト(有名ジャズメンに、他アーティストのアルバムをブライドで聴いてもらい評論をする)などは、本誌で生まれた。
毎年発表されるリーダーズ・ポール(読者人気投票)の結果は、米国におけるアーティストの人気の指標となっている。

73回目を迎えた今年は、キース・ジャレットが「Jazz Hall of Fame」(名声の殿堂)に選出された。
ただしピアノ部門では、1位ハービー・ハンコック、2位ブラッド・メルドー、3位キース・ジャレットという順に。
「Jazz Artist of the Year」とTenor Sax部門にはソニー・ロリンズ(ts)、
「Album of the Year」には故マイケル・ブレッカーの『聖地への旅』が選出。
「Jazz Group」では、パット・メセニー・トリオが1位、キース・ジャレット・トリオ(2位)、ウェイン・ショーター・カルテット(3位)と続く。

ピアノ部門で2位に輝き、今年もグラミー賞にノミネートされたことから、
本場米国におけるブラッド・メルドーの人気と評価の高さが窺える。
2008年12月25日
皆様からの声をご紹介いたします!
2006年9月に開催されたトリオ公演にお越し戴いた皆様からの声をご紹介いたします。

約50分に及ぶ熱狂的なアンコール演奏(5曲)が、とても印象深く、メルドーの透き通るような
ピアノの音色と東京オペラシティの響きが、絶妙にマッチしていた、という感想を多く戴きました。

ブラッド・メルドー・トリオのメンバーはコンサート終了後、

「こんな素敵なホールだからこそ、今日のような演奏が生まれる。
そしてホール全体からお客様の熱気が伝わってくるんだ。
拍手が続く限り、アンコールは続けるつもりでいたよ。」


とコメント。
クラシックの殿堂サントリーホールで繰り広げられるコンサートは、
きっとジャズ・クラブでは味わえない、プレミアムな一夜となることでしょう。

     


■お客様からの声

観客への配慮の行き届いた演奏に、メルドーの音楽性の深さを感じ、彼の人柄を感じました。(20代・男性)

文句なしの素晴らしいライブをありがとうございました。(30代・女性)

素晴らしかった。過去数回メルドー・トリオのライブに行っていますが、一番良かった!会場も良かったです。(40代、女性)

音質が良すぎて、繊細な指使い(息づかい)が伝わりました。以前のソロ・コンサートよりさらに磨きがかかり、音の美しさに感動しました。(20代・男性)

パット・メセニーからの評価が高いと聞いて来てみたが、あんなに上手いジャズ・ピアニストは初めて。左手の使い方が面白い。(40代・男性)

今回の公演も心から楽しめました。おなかいっぱいです。ソロ・コンサートで隣の席にいた人とご縁があって結婚し、今回は夫婦で来ることができました。Thanks, Brad!(30代・女性)

メルドーのコードの響き、彼を支えるベースとドラムのリズム、すべてがナイフのような鋭い音。ストイックでロマンチックな世界を堪能しました。ありがとう。(30代・男性)
2008年12月22日
2年ぶりのトリオ・パフォーマンス
前回の2006年9月の東京オペラシティ公演(下記演奏曲目をご参照ください)では、
最新アルバム『ライブ』に収録されているニュー・ナンバーの数々が、早くも披露されておりました。

今回の来日公演は、2年ぶりのトリオ・パフォーマンス。
もしかしたら前回同様、新たな楽曲をアルバムに先行して披露してくれるかもしれません。

コンサート当日のお楽しみに!

     


ブラッド・メルドー・トリオ 東京公演
ブラッド・メルドー: Piano、ラリー・グレナディア: Bass、ジェフ・バラード: Drums
日時:2006年9月16日
場所:初台 東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル

来日公演の演奏曲目:

1. Wonder Wall (Oasis)
2. Buddha Realm (Brad Mehldau)
3. O, Que, Sera (Chico Buarke)
4. Fat Kid (Brad Mehldau)
5. Black Hole Sun (Soundgarden)
6. The Very Thought of You (Ray Noble)
7. She Is Leaving Home (J. Lennon/P.McCartney)
Encore
1. No Moon At All (David Mann/Redd Evans)
2. C.T.A. (Jimmy Heath)
3. Still Crazy After All These Years (Paul Simon)
4. Countdown (John Coltrane)
5. Exit Music (For a Film) (Radiohead)
2008年12月19日
白熱のライブ映像をアップ!


ブラッド・メルドー・トリオ、サントリーホール公演のチケットが販売開始されました。
関東圏外や海外のお客様からも、ご予約と熱いご声援を頂きました!
心より感謝を申し上げます。

さて、今回のトピックスでは、ブラッド・メルドー・トリオのライブ映像をご紹介いたします。

ポール・サイモンの名曲『恋人と別れる50の方法〜Fifty WaysTo Leave Your Lover』を、
ラリー・グレナディア(bass)、ジェフ・バラード(drums)との、現在のトリオ・メンバーで。


映像はこちらよりご覧下さい!


右手と左手が異なる動きをしながら展開してゆく、メルドーのソロ・プレイで始まり、ジェフとラリーが煽るようにドライブしながら、クライマックスへと向かう白熱の映像をお楽しみ下さい!
2008年12月17日
新作アルバムがグラミー賞にノミネート


ブラッド・メルドー・トリオの2008年発売の最新アルバム『ライブ』が、グラミー賞のベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム部門でノミネートされました。

その他のノミネートに挙がったアーティストは、チック・コリア&ゲイリー・バートン、ビル・フリゼール、
パット・メセニー with クリスチャン・マクブライド & アントニオ・サンチェス、アラン・パスクァ+デイブ・カーペンター+ピーター・アースキン・トリオ。

51回グラミー賞は2009年2月に授賞式が行われる予定。
ブラッド・メルドー・トリオのノミネートは、これで3度目となります。
2008年12月4日
ヨーロッパツアーレポート ~いよいよ一般発売開始!



10月末行われたブラッド・メルドーのヨーロッパ・ツアーでは、ロンドンのバービカンで行われた演奏が
とても高い評価を受け、続くドイツでは、テナーサックスのジョシュア・レッドマンとのデュオ公演が行われた。

ロンドンのファイナンシャル・タイムズ紙は、ロンドン公演のレビューをこのように記した。

「新鋭ジャズ界の旗手であるメルドーは、ノリやすくリズミックなスタイルで、レディオヘッド、
ビートルズといったレパートリーを開拓し、革新的なスタイルは見事にインパクトを与えることとなった。

大胆で華麗なテクニックやグループ・プレイに重きを置いた従来の演奏スタイルから、
音のタッチの妙を表現しつつ演奏家の空想によってどのような展開になるかを楽しむような方向性へと
シフトしていることが聴いてとれる。

このようなスタイルで見事にアプローチしているアーティストは他にもいるが、今回のコンサートを見て、
メルドーは他とは異質であり、また“ブランド・リーダー”といえる存在であり続けていることが証明された。」


また、メルドーのテクニックについても、このように述べられている。

「メルドーは、少しずつ熱情的な空気を高めつつ、優しく音の渦を醸し出す。
シンプルなモチーフから始まり、繊細なメロディー、ヴォイシング、リズムからなる
複雑なタペストリーを生み出していく・・・。」



来年3月の来日に期待が高まります!


チケットのオフィシャル先行予約は終了いたしました。
たくさんのお申し込みを頂き、誠にありがとうございました。

お申込確認はこちらへ。


一般発売は、いよいよ12月13日(土)10時から開始です!!
2008年11月12日
ジャズ評論家、悠雅彦さんからのコメント 第2弾!
ジャズ評論家、悠雅彦さんからのコメント第2弾です!

************************************************************************

「ジャズの枠を飛び越えたピアニスト、
ブラッド・メルドー」





 メルドーのカテゴリー横断的な活動や演奏アプローチに、その一端がよく現れている。
彼はすでに米国が誇る屈指のソプラノ歌手ルネ・フレミングとの共演作『ラヴ・サブライム』(ノンサッチ)を発表し、
昨年5月のカーネギーホールにおけるコンサートでも共演して話題を呼んだ。
その一方で、妻であるフローリンとの吹込共演も果たす。彼女は有能なジャズ歌手だ。
映画にも強い関心を示し、すでに『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』のサントラのプロデュースをつとめたほか、
『アイズ・ワイド・シャット』、『スペース・カウボーイ』、『ミリオン・ダラー・ホテル』、
『ザ・ホッテスト・ステート』などのサントラにも起用されている。

 彼が英ロック・グループのレディオヘッドのファンであるのは有名だが、
のみならず伝説的フォーク歌手ニック・ドレイクやビートルズの作品を取り上げた。スタンダード曲にはこだわらない。
新作の『 Live 』でもサウンド・ガーデンや、ブラジルの代表的知識人として知られるシンガー兼ソングライターのシコ・ブアルキの曲を演奏している。
ユニークなのはその演奏法で、和声進行に縛られることなく旋律や歌詞に潜むエピソードを解きほぐしながら物語を紡ぐ。
吟遊詩人が密やかに歌う哀歌や詩曲の風情。特徴的なのが彼の左手だ。
これほど左手が自己主張するピアニストは彼を措いてない。
彼は『エニシング・ゴーズ』というアルバムを吹き込んだことがあるが、この「何でもあり」の気概が演奏を貫いている。
だが、何をやろうと”メルドー・ジャズ” になるこの新鮮な展開が彼の演奏の最大の魅力といっていい。

  95年にメジャー・デビュー以来の ”アート・オブ・ザ・トリオ” はさらに興趣に富む境地に入りつつある。
2009年3月の来日公演では比類なく美しい彼のピアノの響きとともに、新しい地平に向けた
アート・オブ・ザ・トリオの世界がサントリーホールに広がるはずだ。


 悠 雅彦
2008年11月5日
ジャズ評論家、悠雅彦さんからコメントが届きました!
ジャズ評論家、悠雅彦さんからコメントが届きました!

2006年のブラッド・メルドー・トリオの公演チラシにも文章を寄せて頂きました悠さんから、
コメントが届きました。

***********************************************************************


「ジャズの枠を飛び越えたピアニスト、
ブラッド・メルドー」



 
21世紀を代表することになるピアニストのトップ・ランナーを現時点で選ぶとすれば誰か。
私ならブラッド・メルドーとファジル・サイに指を折る。

この両ピアニストはともに1970年生まれの同年齢。
ファジル・サイはクラシック界の、一方ブラッド・メルドーはジャズ界のピアニストだが、
奔放で攻撃的なサイに対して、メルドーはどちらかといえば繊細で物思いに耽る詩人のよう。

以前、<100 ゴールド・フィンガーズ>の1人として演奏したときのメルドーは、
まるでラフマニノフのピアノ曲を思わせる耽美的な調べを想像性豊かな楽句へと語り継いでいく彼独特の
詩的世界をつくりだした。

一方サイはといえば、自作の「パガニーニ変奏曲」も「ピアノ協奏曲」も、あれはジャズだ。
前者は独奏曲だが、ドラムスのリズムが背後で跳ねているように感じる。
それほどリズムが奔放で溌剌。音が躍っている。

かくも対照的なピアニストながら、両者には音楽家としての考え方に明らかな共通点がある。
両者がジャズとかクラシックの狭い枠を飛び越えた柔軟な発想に立った活動をしており、
音楽家としての高度な自由を謳歌していることだ。
スケールが通常の器に入り切らないほど大きく、演奏家としてのコンセプト(戦略)が緻密かつ野心的で、
独創性と遊び心にも富む。 ・・・・・・


************************************************************************


メルドーとは一体どんなアーティストなのか!?

後半は11月中旬にアップの予定です。
2008年10月17日
ブラッド・メルドー・トリオ 東京公演決定!


ブラッド・メルドー・トリオの来日が決定いたしました!


BRAD MEHLDAU TRIO in Tokyo

2009年3月3日(火) 19:00 開演(18:30 開場)

サントリーホール

S席 ¥8,000 / A席 ¥7,000 / B席 ¥6,000

出演:ブラッド・メルドー(Pf)、
   ラリー・グレナディア(Bass)、
   ジェフ・バラード(Drums)



「世界が認める、最も冒険的なピアニスト」
ブラッド・メルドーによる公演の機会を、お見逃しなく!

チケットのオフィシャルサイト先行予約は、11/29(土)12:00〜発売開始です!


Copyright 2007 Harmony Japan All Right Reserved.