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コンサートレポート

2011 年 7 月 19 日 デューク・エリントン楽団 7/18(月・祝) 愛知県芸術劇場

今日は、名古屋市栄町にある、愛知県芸術劇場 大ホールにて公演が行われました。

今日も、昨日に引き続き、蒸し暑い一日となりました。

そんな中、たくさんのジャズファンのお客様が、会場に足を運んで下さいました。

トミー・ジェイムス氏のオープニングMCから、コンサートはスタートします。

ジェイムス氏は、「震災後、暗い話が多い中、昨日は、なでしこジャパンがサッカーW杯初優勝を飾りましたね!嬉しいニュースです。」と日本の勝利を称えてくれました。そういえば、テナー・サキソフォンのペイシェンス・ヒギンス氏は、日本チームのユニフォームを着て、リハーサルに現れました。敵ながらあっぱれ、ということでしょうか。

さて、今日の演奏曲は、

First Set
1. Take The “A” Train     
2. Cotton Club Stomp
3.  Black and Tan Fantasy
4.  Lush Life
5.  The Mooch
6.  Harlem Airshaft
7.  Isfahan
8.  2-4-1
9.  8th Veil
10. Caravan 

Second Set
1. Things Ain’t What They Used To Be
2. In A Sentimental Mood
3. Johnny Come Lately
4. Anatomy Of A Murder
5. Jack The Bear
6. Mood Indigo
7. Diminuendo and Crescendo In Blue

今ツアーの演奏プログラムは、固まってきました。「なかなか中身の濃いプログラムに仕上がった。」とジェイムス氏納得のリストです。初期の作品「コットンクラブ・ストンプ」から「イスファハン」(1966年『極東組曲』より)まで、新旧取り混ぜた魅力的な楽曲ばかりです。

エンディング近くに演奏される「ムード・インディゴ」。毎回サプライズを用意してくれていますが、今日は・・・

トロンボーンのディオン・タッカー氏が、「29番」と書かれた安全ヘルメットをかぶっての登場でした。見た目はコミカルですが、なかなかブルージーで味のあるソロを展開してくれました。リーダーは、彼の熱演を称えて、「29番、ディオン・タッカー!」と苦笑い。

最後は、ボビー・ラヴェル氏のソロをフィーチャーした、「ディミュニエンド&クレッシェンド・イン・ブルー」で締めくくります。熱の入ったソロと大迫力のアンサンブルに、アンコールの拍手。

毎回の流れでは、アンコールは、「サテン・ドール」なのですが、今日のジェイムス氏は、ふと思いついたかのように・・・「ザ・シングル・ペタル・オブ・ア・ローズ」(薔薇の一片)を演奏します。名盤『女王組曲』からの楽曲です。バンドメンバーは、ジェイムス氏のいきなりの展開に驚きつつも、静かにトミー・ジェイムス氏のソロ・ピアノに耳を傾けます。ドビュッシーのような叙情的な旋律に、会場も、ただただ聴き入ります。

 (デューク自身もお気に入りの楽曲で、コンサートの最後によくこの曲を弾いたということです。http://www.youtube.com/watch?v=6klHQ1KubTM

台風の生暖かい風を肌に感じながら、名古屋港から微かに聞こえてくる花火の鈍い低音とともに、少しずつ、名古屋の夜は更けていくのでした・・・・。

さて、今度は、埼玉県鴻巣市の公演です。お楽しみに!

投稿:harmonyjapan | カテゴリー: デューク・エリントン・オーケストラ |
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