HOME カウント・ベイシー・オーケストラ ニュース-05.10.4
トニー・サッグスの母校で演奏
ベイシー楽団は、今日も強烈なスイングと共に生き続けている
カウント・ベイシー・オーケストラは10月1日夜、午後8時からミズーリ大学のセント・ルイス・キャンパス内にあるトーヒル・パフォーミング・アーツ・センターで演奏した。
1930年代半ばから1940年代に至るスイング時代に活躍したジャズ・ビッグバンド。懐かしき思い出に浸るために存在する“ゴースト・バンド”とは違い、カウント・ベイシー・オーケストラは今日も強烈なスイングと共に生き続けている。この有名なカンザスシティ生まれのバンドは、1953年にベイシー楽団に入団したリーダー兼トロンボーン奏者のビル・ヒューズ氏に率いられ、同じトロンボーン奏者のクラレンス・バンクス、バリトン・サキソフォン奏者のジョン・ウィリアムス、ベース奏者のジェームス・リーリ、そしてやり手のドラム、ブッチ・マイルスなどがいる。そして、現在19名で編成されているこのバンドには、将来性のあるジャズの才能を持った若者たちも集まっている。世代を超え、ファミリーのように仲が良く、結束力が強いのはカウント・ベイシー・オーケストラの魅力の一つである。
セント・ルイス市のジャズ・ファンに最も注目されていたのは、ピアノを演奏するトニー・サッグスの存在であろう。現在34歳のサッグスは、伝統ある東セント・ルイス・リンカーン高等学校、ロン・カーター氏指揮の音楽科の卒業生であり、1999年からベイシー楽団の一員として演奏している。かつて故師匠カウント・ベイシー自身が活躍したポジションでもあり、その重要な役割を見事に果たしている。
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