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コンサートレポート

2010 年 10 月 12 日 信州小布施

夏の強い日差しもだんだんと柔らかくなり、秋の気配が近づいてきました。
毎年この時期になると、田舎のおばあちゃんから栗が送られてきます。
今年も沢山の栗が届きました!


栗といえば、信州・小布施が知られています。
小布施の町では、美味しい栗おこわや栗のお菓子がいただけます。
私が小布施という地名を知るきっかけになったのは、母親がすすめた一冊の本からでした。


「セーラが町にやってきた」

この本は、長野県小布施町をいかにして活気付けたかという町おこしの物語なのですが、
なんとその町おこしの主人公は、ひとりのブロンドヘアーのアメリカ人女性なんです!

彼女の名前は“セーラ・マリ・カミングス”といい、好奇心旺盛でとても行動力があり、強い信念を持った女性です。
“古き良き日本”を、守りたい、残したい!という彼女のまっすぐな思いに私はとても感動しました。
彼女の略歴はこんな感じです。

profile:
1991-92年 関西外国語大学交換留学生として日本に留学
1993年06月 ペンシルベニア州立大学卒業 長野オリンピックに憧れ、再来日
1994年06月 栗菓子の老舗、(株)小布施堂に入社。経営情報室を立ち上げる
1996年01月 欧米人としては初の利酒師の認定を受ける
1998年02月 長野冬季五輪の英国選手団アシスタント・オリンピック・アタッシュに任命され、ホスピタリティープログラムを企画・運営
1998年10月 廃業寸前の造り酒屋を改築し、桝一「蔵部」レストランを開く。
      同年、小布施堂、桝一市村酒造場の取締役就任。 
2001年08月 「小布施ッション」(Obusession) 文化サロンをスタート。(毎月ゾロ目の日に合わせて行う)
2001年12月 日経ウーマン誌が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002」大賞受賞
2003年07月 海の日に「小布施見にマラソン」(Obuse mini Marathon) 企画・運営。「海のない小布施に、波をつくる」
2004年04月 (株)文化事業部設立 代表取締役就任
こうした彼女の活動が評価され、2002年に『日経ウーマン』が主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002大賞」を受賞しています。
どれも時間がない、人手が足りない、そんな依頼は受けてもらえない、といった周囲の既成概念を打ち砕き、成功に導いていった彼女のバイタリティと信念にはとても驚かされました!

アメリカからやってきたブロンドガールの主張を周囲の人々が受け入れてゆくことはなかなか容易なことではなかったのだろうと思いますが、
彼女は絶対に自分の信念を曲げることなく、日本人が捨て去ろうとしていた貴重な日本文化を取り戻そうと奔走し、
彼女独自の審美眼で日本人が今まで気づかなかった日本の歴史と美に新しい息を吹き込み、小布施の町に活気を与えていきます。
小布施の町を訪れると、活気溢れる古き良き日本文化を感じることできます。
北斎館をはじめとする美術館、栗の小径(くりのこみち)、伝統ある酒造場、酒蔵の一部を改装して作った和食レストラン『蔵部』・・・
この秋は旬の味覚を味わいながら貴重な日本文化を感じることができる、長野県小布施町を訪れてみてはいかがでしょうか?
  

投稿:M.S. | カテゴリー: スタッフブログ |
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